チャットレディの仕事は怖い?私の経験談と安全上の注意点
チャットレディをしたことのない方は、「チャットレディの時給が高いのは危険なお仕事だから」と考える人も多いのではないでしょうか。
今回は、私がチャットレディとして働いた3年間での経験談と教訓、安全上の注意点についてお話したいと思います。
チャットレディは意外と安全
まず、チャットレディというお仕事は、多くの人が考えているよりも安全なお仕事であるといえます。「高収入を得られる接客業」というくくりで見ると、キャバクラやスナックなどが代表的ですが、チャットレディは「インターネット上のキャバクラ」であると私は考えています。両方を経験した上で二つを比較すると、チャットレディははるかに安全であると思うのです。
例えば、お触りや直接的な接触がない分、気持ちにゆとりができること。「このユーザーは無理だ」と思ったらチャットルームから相手を追い出すことができること。お酒を無理に飲まされたりせずに済むことなどです。しつこく交際を迫られたとしても、住んでいる場所が分からなければストーカー被害に遭うこともありません。
そういった意味では、チャットレディは比較的安全なお仕事であるといえますが、怖い思いをしないために注意しなければいけない点もあります。
私の経験談1. アダルト要求
私がチャットレディを始めたきっかけは、キャバクラのお仕事に疲れていたという理由からでした。キャバクラでは、指名客を呼ぶために毎日気を張り、営業メールや営業電話をしていました。指名客が来てくれたら長時間居てもらえるように接客をしたり、ドリンクバックが入るように必死に飲めないお酒を飲んだり…。そんな毎日に疲れ果てていた時に紹介されたのがチャットレディでした。
チャットレディは、ノルマがないので無理な営業をかける必要もなく、リラックスして待機していることができたので、精神的には楽でした。キャバクラのように衣装代やヘアメイク代がかからないのも利点でしたね。
しかし、ノンアダルトチャットレディを副業で始めて1ヶ月経った頃に問題は起こりました。それは、アダルト要求です。初心者であるチャットレディに対して男性ユーザーは比較的優しかったのですが、1ヶ月を過ぎたあたりから頻繁にしつこいアダルト要求が始まりました。
これは、初心者チャットレディに限って少ない料金(30%オフなど)が適用されるキャンペーンが終了したことによるものでした。低料金で入室した男性ユーザーはそれを「ラッキー」と感じるのか、純粋に会話を楽しんでくれていたように思います。しかし、通常価格が適用され、初心者マークが消えた頃から、アダルトを強要する悪質なユーザーが増えてきました。
筆者はその頃は完全なノンアダルトで働いていましたので、しつこいアダルト要求にはホトホト参っていました。更には「できないならチャットレディやるな」「楽して稼げると思うなよ」などの誹謗中傷も目立つようになり、ライブチャットにログインするのが怖い気持ちになる経験もしました。
しかし、そんな悪質なユーザーはごく一部で、大半の男性ユーザーは優しく、楽しく会話を純粋に楽しんでいました。また、悪質なユーザーはその場でBAN・キック機能を利用して退出させ、ブロック(出入り禁止)設定をすればもう二度と自分のチャットルームに入ってくることはありません。
何度もBANされたユーザーはサイト側で強制退会させられることもあったので、長期にわたって嫌がらせを受けるということはありませんでした。
私の経験談2. キャプチャによる画像取得
筆者がチャットレディを始めて2年ほどが経った頃、常連さんも増えてお仕事が波にのってきたので、アダルトチャットにチャレンジしようと考えました。ノンアダルトとアダルトを比べたら、明らかにアダルトのほうが高収入を得られるということも分かっていました。
しかし、アダルトライブチャットで出くわしたのは、スクショやキャプチャと呼ばれる無断画像取得でした。アダルトチャットで少し肌を露出する程度の働き方をしていたのですが、顔と肩を露出している写真を無断で取得され、それをネタにして「もっと脱がないとインターネット上に写真をばらまく」と脅されたことがありました。
もしその要求にこたえてしまうと、また更なる画像取得をされる可能性は大いにあったので、すぐさまBAN・キック機能を使いそのユーザーを追い出しました。
こういったトラブルは時々起こるようで、サイト側でもスクショを撮ることができないような対策をしています。しかし、様々なソフトがある今は、策を講じてもなかなかこういったトラブルはなくなりません。もし心配であれば、肌を露出するときは顔と一緒にカメラに映さず、どちらか一方のみ映す方法が良いと思います。
チャットレディで安全に働くには
チャットレディで安全に働くための重要な注意点は二つです。まず一つ目は、悪質なユーザーの無理な要求に応じないことです。その際、声を荒げて怒ってしまうと、買わなくても良い恨みを買うことになりますので、大人な対応を心がけることが大切です。
二つ目は、自分が不特定多数の男性に見られていることを意識することです。スクショやキャプチャは100%で防ぐことはできません。だからこそ、見られても良い角度、見られても良い部位をカメラに映すよう心がける必要があります。
しっかりと対策をしたいのであれば、メイクやウィッグで別人に変装したり、顔出しNGでお仕事をするとより確実に危険を回避することができます。