引きこもりでもチャットレディで稼げる | 対人恐怖症時代の体験談
N.Kさん、31歳、専業主婦
精神的に病んでしまった時に始めた仕事がチャットレディ
20代前半の頃、訳あって精神的な病を患ってしまい、引きこもりの状態が2年間程続きました。病名は対人恐怖症だったのですが面と向かって人と話すことが全く出来なくなった為、常に部屋に引きこもり、外出は一切しませんでした。
外出はしなくても出費は常に付きまとうものです。一日中、ケータイゲームをする生活だったので課金をすれば請求はやってきます。しかし、アルバイトをしているわけではないのでお金が入ってくるわけではなく、遂に貯金は底を尽きてしまいました。病院代もなくなってしまったので治療することも出来ません。
途方に暮れた私が手っ取り早く稼げる内職を探していたところ、チャットレディに辿り着きました。対人恐怖症な私でしたが、ネット越しで会話をするなら大丈夫だと考え、早速登録をしました。お金が底をつき、次の通院までにどうしてもお金が欲しかったのです。
こうして私のチャットレディとしての生活が始まりました。
安心な大手サイトに登録を
チャットレディと聞くと少し、危ないイメージやアダルトなイメージがありますよね。アダルト系のサイトを選ぶと報酬額はそれなりにアップするので、すぐに稼げることは出来るのですが、私の場合は出来るだけ精神的にダメージの少ないやり方で稼ぎたいと思いました。
多くのサイトの中でノンアダルトを選び、より規模の大きい会社を選択しました。規模が小さいサイトだと個人情報が漏れやすいという情報を聞いたことがあったからです。
私が選んだサイトはDMM-ライブチャットです。大手企業の中のチャットレディの仕事だったので安心して登録することが出来ました。ただ、大きい会社になる程、ライバルが多い状況になってくるので厳しくなる面もあります。私の場合、精神的苦痛もなく、それなりに報酬が貰える程度が調度良かったので、自分にあった働き方を選ぶことが出来ました。
チャットレディの良い点、悪い点
チャットレディの仕事を始めて私の生活リズムは変わっていきました。社会から遮断されていた私でしたが、ネット越しで人と話すことが出来る自分に対し、自信すら持てるようになりました。顔は出さなくてもOKで、ただ男性と会話をすることだけだったのですが、今まで時間を持て余していた分、充実した生活を送れるようになりチャットレディの仕事を十分に楽しんでいました。
この仕事の良い点は、自分のスタイルに合わせてお金が稼げるということです。私の場合は引きこもりで社会に出れないので、好きな時間に仕事をすることが出来ます。また、私にとってチャットレディとはリハビリのようなものでもあったため、仕事をする程に向上心が湧いてきました。心に負担がなく、自分のペースで稼げることは本当に素晴らしいです。
悪い点は少なからず罪悪感を感じることです。私は親と一緒に暮らしているのですが、親に「誰と話しているの?」などチャットレディとして働いていることが何度もバレそうになりました。隠さなきゃいけない仕事をしている自分が情けなくなり、家族に対して罪悪感を抱くようになりました。何も感じずにいることができれば、楽に稼げる良い仕事だと思います。
チャットレディを通して対人恐怖症が徐々に改善された
チャットレディを始めて1年半が経った頃、会話することに慣れたのか、面と向かって他人と会話が出来るようになりました。毎日のように色々な男性と会話をしていくうちに、人間が怖いと感じなくなったのです。
私の中で一番大きな刺激になったお客様がいます。毎日、私と会話する為にログインをしてくれ、何時間も話しました。その方は同じ精神的病を抱えていたのでお互いに励まし合い、笑い合うことが出来ました。チャットレディを通じて人間との関わり方を学ぶことができ、社会復帰が出来るまで回復しました。
チャットレディは2年間で辞めることにしましたが貯金額が200万円を超えていたので驚きました。初めの頃は不安や緊張で上手く稼ぐことが出来ませんでしたが、慣れてくると会話するコツや自分も楽しみながら相手も楽しませる方法などが解ってきます。人にもよるとは思いますが、慣れてしまえばチャットレディの仕事は苦痛など感じませんでした。
私は引きこもり時代にチャットレディをして本当に良かったと感じています。